食事療法が、糖尿病そのものを治すのではありません。
消化吸収された食物が体の中で様々な化学変化を受けて、体を作る材料やエネルギー源に
なることを ’’代謝 ,,と言います。
代謝は、いろいろなホルモンが正常に分泌されてはじめて、潤滑に行なわれるものです。
このホルモンの一つにインスリンというものがありますが、これの作用不足によって起こる病気が糖尿病なのです
糖尿病といえば連想的に食事療法が浮かんできますが、食事療法そのものが病気を治すのではありません。
食事療法は対症的な処置の一つであり、根本的な治療そのものとは違います。
だから、自然治癒力の強い人はこれでも良くなるのですが、大部分の患者さんにとっては病状の
進行を食い止める防波堤にに過ぎないのです。
消極的なコントロールで悪化を防ぐことと、本当に治ることは別なのです。
人間が人間らしく生きるためには、病気は根っこ(根本)から治療をしなければいけません。
いろんな合併症を誘発するために恐れられる糖尿病は、原因がハッキリしている場合も、
そうでないこともあるのです。
もし、骨のズレに原因があるのならば、骨のゆがみを矯正して神経の圧迫を取り除き、
神経機能を回復させ、インスリンの分泌と働きが正常になるようにするのが根治療法になります。
これが、カイロプラクティック療法です。
最近は、このケースの患者さんが多くなりました。
―糖尿病の種類―
● インスリン依存型糖尿病
インスリンの作用不足を補うために、毎日、毎日注射でインスリンを補給しなければ、生命が
維持出来ないタイプ。
● インスリン非依存型糖尿病
いわゆる生活習慣病になっているのが、このタイプ。生きていくために必ずインスリン注射が要る
というわけではありません。
依存型とともに、インスリンの分泌に問題があるということ以外、まだハッキリした原因は
わかっていません。
● その他の糖尿病
他の病気や薬の副作用によって、インスリンの分泌とか作用に障害が起こるタイプ。
原因がハッキリしている糖尿病。
一口に糖尿病といっても、大きく分けてこの三つのタイプがあり、細かく数えると50種類以上にも
なります。
糖尿病の話を聞くときに気をつけたいのは、このような多くの種類の中のどれについて言って
いるのかを把握することです。そうしなければ、何を言っているのかわけがわからなくなるでしょう
。
片親が糖尿病の場合、子供に発症する割合は30%
両親が糖尿病の場合、子供に発症する割合は50%
といわれています。
―糖尿病に対するカイロプラクティック的アプローチ―
交感神経は内分泌腺の機能を亢進させ、副交感神経はその機能を抑制する。
それ故に、糖尿病患者では、最初に上部頚椎をアジャストメント(矯正)することを避けなければ
いけない。なぜなら、これは膵臓の機能をさら抑制するからです。
晩年に発症する糖尿病は、遺伝的要素によるものかも知れません。その場合、
カイロプラクティックでは大きな効果は見込めません。症状が、10代、20代、または30代に
始まる場合、それは脊椎(背骨)への外傷によるものである可能性があり、この場合は、
T6~T12(胸椎6番~胸椎12番)を注意深く診ます。
ほとんどの糖尿病の症例では、治療院に来る前に糖尿病と診断されています。
患者さんが30歳以下であれば、たいして約束は出来ないが、30歳以上であれば、予後は
悪くありません。
この問題は交感神経のサブラクセーションが原因であるので、糖尿病の患者さんにはアトラス
(頚椎1番)をアジャストメント(矯正)しない。アトラスを矯正すると余計に悪くなります。
特に、甲状腺の問題(C6~T3=頚椎6番から胸椎3番)かT5~L4(胸椎5番から腰椎4番
特にT5~T10(胸椎5番から胸椎10番)を探します。
これらの患者さんは血糖値が高くなるので「水ぶくれ」を経験する場合が多い。これらの人々は
息が切れたり足首が腫れたりする。
「水ぶくれ」の人には必ずヘモグロビンとヘマトクリットのレベルを調べます。糖尿病の人は
ヘモグロビンの値がおおよそ1.5-11に減少しているので、酸素の輸送が減っている。
これらの患者さんのヘマトクリット値も正常の42から34-35に減少しています。インスリンが
減少しているので傷がつきやすい。従って、血小板の数が多い。食事を入念に監視しなければ
いけません。これらの患者さんは炭水化物の食事には反応しない。
大豆製品とレシチンは脂肪と血糖を分解するのに役立つ。ビタミンEは血液の循環のために
摂ると良い。ビタミンBのためにビール酵母菌も摂ると良い。
グルコン酸亜鉛と果糖を勧めてもよい。亜鉛はインスリン生産に大切です。
セブンアップ、サイダー、コーラー、ジンジャエール、ビールといったものを摂らせない。というのは
、これらのものは血糖値を上げるからです。また、牛乳を多く摂らせない。カロリーが高いため。
グレープジュースは硝酸塩を中和します。従って、ガンの発生を抑制するので、オレンジジュース
の代わりに朝食に摂るとよい。
糖尿病によい運動は膝を胸につけた姿勢で胃を上下させる運動です。あるいはかかとを地面に
付けて壁に寄りかかりながら同じことをしてもよい。
インスリンを減らすために、チーズとサンドウィッチ・ミートを与える。
カイロプラクティック・ケアの後、患者さんは尿の変化に気づくかも知れません。かかりつけの
医師の所へ行き、インスリンの処方量を減らす必要があるかどうかを診てもらって下さい。
処方量を減らしてもらうのは医師であって、我々カイロプラクターではありません。
この状態になるには長い時間がかかっています。一夜にして治るものではありません。
身体の修復機能が完全に働くには2、3年かかります。
まとめ
ほとんどの糖尿病の患者さんでカイロプラクターの元を訪れる患者は、病院ですでに糖尿病と
診断された人がほとんどです。もし患者さんが、30歳未満の糖尿病患者さんの場合は、
カイロプラクティックの治療では中々効果が現れないが、それ以上の年齢で、糖尿病と診断
された患者さんには、とても有効です。
膵臓の神経支配 (T5~T10=胸椎5番から10番)
甲状腺機能低下 (C6~T3=頚椎6番から胸椎3番)
○ヘモグロビンの減少 1.5~11=酸素の量が減少する、すぐ息切れする。
○ヘマトクリットの減少。
○セブンアップ、サイダー、コーラー、ビールなどの炭酸飲料を止める。
○牛乳を飲み過ぎない。
○グレープジュースはよい。
○糖尿病を治すためには、根気よく治療することが必要です。長い間かけて、この病気が進行
してきたのであるから、2、3年はかかると思って治療をすることが必要です。
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